ポケットモンスター赤緑で多くの人の心に恐怖を植え付けた「シオンタウン」のBGM
不気味で特徴的なこのBGMが、なぜ25年以上経った今でも多くの人のトラウマとして語り継がれているのでしょうか?
自殺者が出たという都市伝説や「シオンタウン症候群」の真相、現在シオンタウンのBGMを聴く方法まで、徹底解説します


シオンタウンBGMが怖いと言われる理由
ポケットモンスター赤緑バージョンで登場する「シオンタウン」のBGMは、多くのプレイヤーにとってトラウマとなっています
1996年に発売された初代ポケモンの中でも、このBGMが特に不気味だと言われる理由はいくつかあります
まず、シオンタウンは「ポケモンタワー」というポケモンのお墓があり、ゲーム内でも特殊な雰囲気を持つ場所となっています
ここではゴーストタイプのポケモンが初めて登場し、全体的に暗いトーンの音楽になっています
BGMの特徴として、不協和音を多用した不安を煽るメロディーライン、高音域のビープ音が挙げられます
これらの要素が組み合わさり、他のBGMとは一線を画す、不気味で心に残る音楽となっています
シオンタウン症候群とは何か
「シオンタウン症候群」という言葉をご存知でしょうか?
これは初代ポケモンがリリースされた後に広まった都市伝説の一つです
この伝説によると、シオンタウンのBGMに含まれる高周波音が、特に子供の耳に悪影響を与え、頭痛や不快感、さらには最悪の場合は自殺念慮を引き起こしたと言われています
任天堂やゲームフリークが後のバージョンでBGMを修正したという噂も広まりましたが、このこと事実はありませんでした
しかし、この都市伝説自体が「シオンタウン」の怖いイメージを助長し、世代を超えて語り継がれる要因となったと言えます
ポケットモンスター赤緑のシオンタウンにまつわる都市伝説
シオンタウンには様々な怖い噂や都市伝説が存在します。特に有名なものの一つに「白い手」の伝説があります
これはシオンタウンのポケモンタワーで、プレイヤーの肩に白い手が置かれる怖い場面があるというものです
実際のゲームにはこのような場面は存在しませんが、多くのプレイヤーがこの噂を信じていました
また、シオンタウンの開発中に自殺した子供たちの魂がBGMに封じ込められているという都市伝説も存在します
これらはすべて事実無根ですが、初代ポケモンの人気と相まって、インターネット上で広く拡散されました
高周波音と子どもへの影響について
シオンタウン症候群の中核となる「高周波音」の話は、科学的根拠があるのでしょうか?
確かに、人間の耳は年齢によって聞こえる周波数が異なります
子どもは大人よりも高い周波数の音を聞き取ることができるため、シオンタウンBGMの高音部分が子どもには特に不快に聞こえたという可能性はあります
しかし、ゲームボーイでは、非常に高い周波数の音を出すことは技術的に難しく、実際に健康被害が報告されたという公式記録はありません
この点からも、シオンタウン症候群は純粋な都市伝説だと考えられます
現在シオンタウンのBGMを聴く方法

現在シオンタウンBGMを聴くには、以下のような方法があります
- バーチャルコンソール版のプレイ:ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信されているポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウをプレイする
- リメイク版のプレイ:Nintendo Switchのポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイでは、シオンタウンが3Dでリメイクされ、BGMもアレンジされています
- CDの購入やレンタル:中古ショップでサウンドトラックを購入したり、CDレンタルで聴くこともできます
- YouTube:公式チャンネルや有志によるアップロードで、オリジナルやアレンジ版のシオンタウンBGMを聴くことができます
- ポケモンサウンドライブラリー:ポケモン公式が提供するサウンドライブラリーでは、一部のゲーム音楽が無料で視聴できます

まとめ
いかがでしたか?
シオンタウンのBGMは、25年以上経った今でも多くの人の記憶に残る音楽となりました
単なる「怖いBGM」ではなく、ゲーム音楽面、そして都市伝説面でも重要なBGMと言えます
あなたもぜひ、懐かしのシオンタウンBGMを聴いてみてはいかがでしょうか?

夜遅くに一人で聴くのはおすすめしませんが…




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