僕はHSP気質でINFJタイプ
感情を言葉にするのが苦手で、考えすぎて動けなくなることもよくあります
でも、そんな僕にとって「何かを記録する」ことは、自分を保つための大切な手段です
アニメ『mono』は、そんな僕の感覚にスッと寄り添ってくれる作品でした
記録すること=意味を与えることではなく、今を肯定する行為なんだと、優しく気づかせてくれました

あらすじ
高校の写真部員・雨宮さつきは大好きな部長の卒業により意気消沈していたが、 親友でもう1人の部員の霧山アンからの激励により、再び部活動を頑張る決心をする。
しかし、さつきが意気込んでオークションで購入した360°カメラが届かない。
アンが出品者を調べると学校のすぐ傍に住んでいるらしい……。
さつきとアンが出品者の住所を訪れるとそこには駄菓子屋が。
2人はそこで漫画家の秋山春乃と出会い、「マンガのモデルになって欲しい」という依頼を受ける。
元映画研究部の敷島桜子を加え写真部と合併した「シネフォト研究部」は、春乃の取材に協力することになるが……?
https://mono-weekend.photo
登場人物とキャスト
雨宮さつき(CV:三川華月)
先輩に憧れて写真部に入部したものの、その先輩が卒業してしまいモチベーションをうしなってしまう
それを見かねた親友アンに喝を入れられて廃部寸前の写真部と映画研究部を合併しシネフォト部を設立する
霧山アン(CV:古賀葵)
さつきのことが大好きで写真フォルダはさつきだらけ
明るい性格でシネフォト部のムードメーカー的存在
敷島桜子(CV:遠野ひかる)
元映画研究部の部長で、さつきの誘いによりシネフォト部を設立する
無表情でつかみどころがないけど意外とアクティブな一面も
秋山春乃(CV:上田麗奈)
祖母の駄菓子屋に居候している若手漫画家
シネフォト部にモデルを依頼しながら休日は車で取材に出掛けている
主題歌・音楽情報
オープニングテーマ:「メニメリ・メモリーズ!」/シネフォト部
少しぎこちなくて、でもまっすぐで「これでいいんだよ」が詰まった一曲

週末この曲を聴きながらドライブしたら楽しそう!


エンディングテーマ:「ウィークエンドロール」/halca
週末の活動を締めくくるような静かな余韻
感情にそっと蓋をしてくれるようなエンディング曲です



最初の行進がかわいい


僕がこの作品に癒された理由
「記録=評価」ではなく「記録=存在の証」として描かれている
僕はよく「これを残して何の意味があるんだろう」と悩んでしまうことがあります
でもmonoの世界では、記録することに意味や目的がなくてもいい
確かに評価されなくても、誰の役に立たなくても「今この瞬間を切り取る」という行為が美しすぎる!



この価値観に僕自身救われた気がします
うまく言えないままの自分でも受け入れられる
monoには不器用だったり、ちょっと遠慮がちだったり、沈黙が多かったりするキャラクターがいます
でもその上手く言えない時間を否定しない空気感があって



HSPで言葉に詰まりがちな僕にとって、とても居心地が良いです
「変わらなくてもいい」と言ってくれている気がする
多くの作品は「変わること」や「成長すること」が正解として描かれています
でもmonoは誰かが大きく変わる・成長するというわけではありません
「変わらないままの自分」に価値を見出してくれる作品です
僕自身「ちゃんとしなきゃ」とか「何かを成し遂げなきゃ!」みたいな感じで自分を追い込みがちなので



「今のままで大丈夫」と言ってくれるような作品はとても落ち着くし安心します


僕が感じたおすすめポイント
1. 「記録すること」の意味に寄り添ってくれる
誰かに見せるためじゃなく、自分のために残すことの大切さ
monoは、その静かな記録を肯定してくれます。
「上手じゃないから」「誰かの役に立たないから」と自分を責めがちなINFJにとって、
「今、残したいと思ったことにはちゃんと意味がある」と伝えてくれる作品です
2. 風景や光が、心の揺れを映している
夕焼けの色、曇り空、ゆれる木々
monoの映像は、まるで感情が具現化されているようでした
「外の世界=自分の心」にリンクしていくような描写が、INFJの内省的な気質にぴったりハマります
3. 「あたたかい」と思える読後感
monoには、努力や成功といった評価軸がありません
でも、それぞれが今を過ごしている
その描き方がとても優しくて、観終わったあとに
「あたたかいな」と思える、そんな作品です



ほのぼの日常アニメ最高!
配信情報(2025年6月現在)
- 放送:TOKYO MX、BS11、AT-Xほか
- 配信:dアニメストア、U-NEXT、ABEMAなどで視聴可能


まとめ「何もできていない自分」すら受け止めてくれるアニメ
monoは、成長も変化も描かないアニメかもしれません
でも、だからこそ
変われないままの僕に、「それでいいよ」と言ってくれる作品でした
静かに、深く沁みて、観終わったあともしばらく余韻が残る



そんな作品に出会えて、本当によかった!
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