僕はHSP気質でINFJタイプです
普段から感情の機微や空気感に敏感で、人と関わるとすぐに疲れてしまうけれど、でもひとりでは寂しくなる
そんな自分にとって、アニメは心を整える時間のような存在です
今回は、そんな僕が2025年春アニメの中でも特に癒された作品、『ざつ旅 -That’s Journey-』についてご紹介します。
この作品は、「ひとり旅」というテーマを通じて、INFJ的な内面の旅にもそっと寄り添ってくれるような、やさしいアニメでした

あらすじ
漫画賞の新人賞を受賞した漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちかは、ある日、編集部に新作のネームを3本持ち込んだものの全ボツを食らってしまう。
心が折れそうになったとき、唐突に胸の中に溢れてくるものがあった。
「どこか、旅にでたい…」 面白半分でSNSにて旅先のアンケートを取ってみると、まさかの大きな反響があり、引くに引けない状態に…!
でも、旅にでたい気持ちは本物。
覚悟を決めたちかは、アンケート頼りの行き当たりばったりな旅を始めることに。
時に一人で、時に友人たちと――。
「ざつ」だからこそ思いがけない出会いが待っている、“ざつ旅”へ出発!
https://zatsutabi.com
登場人物とキャスト
鈴ヶ森 ちか(すずがもり ちか)|CV:月城日花
18歳の女子大生で、漫画家志望。新人賞を受賞したものの連載には至らず、ネームを描き続ける日々
ネガティブ思考のインドア派だが、旅を通じて少しずつ変わっていく
蓮沼 暦(はすぬま こよみ)|CV:鈴代紗弓
ちかの高校時代からの親友
自由奔放なアウトドア派で、ちかの旅に同行することもある
鵜木 ゆい(うのき ゆい)|CV:平塚紗依
ちかと暦の高校時代の後輩
歴史好きで旅先の名所について詳しい
ちかを慕っていて積極的に旅に参加している
糀谷 冬音(こうじや ふゆね)|CV:佐藤聡美
ちかの先輩漫画家で、少女漫画を執筆している
おっとりとした性格で、ちかの良き相談相手
通称「ふゆねぇ」
天空橋 りり(てんくうばし りり)|CV:日笠陽子
冬音の友人で、少女漫画家
無類の酒好きで、一度飲み始めると止まらない
飲まなければ物静かな雰囲気を持ち、根は真面目で努力家。
吉本 翔子(よしもと しょうこ)|CV:小林ゆう
ちかの担当編集者
ちかの旅のきっかけを作った一人で、的確なアドバイスでちかを支える

登場人物の距離感が絶妙で、「干渉しすぎないやさしさ」がとても心地よく描かれています
主題歌・音楽情報
オープニングテーマ:「旅しよ!don’t you?」/harmoe
打ち込みが楽しい明るいメロディと旅したくなるワクワクする歌詞
旅立ちのわくわくと不安が混ざる感じがINFJ的にも刺さる曲です



個人的にキャラ一人一人紹介される感じがちょっと懐かしさとエモさを感じてます!


エンディングテーマ:「bookmarks[feat.鈴ヶ森ちか(CV:月城日花)]」/Sizuk/俊龍
1日の旅を終えてページを閉じるような、静かであたたかい1曲です



スマホ画面の写真がスライドショーされてるのが余韻あって好き
僕がこの作品に癒された理由
「予定がなくていい」と肯定してくれた
僕自身つい、「正しい選択」や「意味ある行動」を求めすぎて疲れてしまうことがあります
でもこの作品は、「とりあえず行ってみよう」「何も決めてなくても大丈夫」というゆるさを見せてくれて、ものすごく安心しました
ひとりの時間を「さみしい」で終わらせない
ちかが一人で電車に乗ったり、宿でぽつんとごはんを食べたりする場面は、ただの孤独じゃなく、自分を整えるための時間として描かれています
その姿に、「ひとりでも満たされる旅があっていいんだ」と救われた気持ちになりました
「感情の余白」が描かれている
ざつ旅は、セリフや演出で感情を押しつけてきません
ちょっとした沈黙や、風景を眺める間に、僕自身の感情が整理されていく感覚がありました
HSPやINFJの感じやすい心を尊重してくれている、そんな印象です


僕が感じたおすすめポイント5つ
- 行き当たりばったりが許される旅の自由さ
- 干渉しすぎない人間関係の心地よさ
- 声に出さない感情を丁寧に描いている
- 音や風景の「静けさ」に心がほどける
- 誰かと一緒じゃなくても、ちゃんと満たされる感覚
1. 行き当たりばったりが許される旅の自由さ
なぜ刺さるのか
INFJって、「ちゃんとしなきゃ」「意味のある旅じゃないとダメ」って考えがちだと思います



僕自身、特に誰かと旅に行く時はなんとか楽しんでもらわなきゃってめちゃくちゃ調べます
でも『ざつ旅』は、行き先はSNSのアンケート任せ、乗る電車も現地で決める
このゆるさと自由さが、「失敗してもいい」「決めなくてもいい」と、心の許可を出している気がして安心します
ここがポイント
- 「無駄じゃない旅」じゃなくて、「何も決めない旅」に価値を感じられる
- 予定が狂ってもOKな世界は、HSPにとってプレッシャーからの解放になる
2. 干渉しすぎない人間関係の心地よさ
なぜ刺さるのか
HSPやINFJは、人と一緒にいるとき空気を読みすぎて疲れることがあります
でもこの作品の登場人物たちは、ちかに対して押しつけない
「一緒にいるけど、それぞれでいいよね」という距離感がとても心地よく感じます
ここがポイント
- 鵜木ゆいや蓮沼暦など、個性が強すぎない自然体のキャラが多い。
- 一緒に旅していても、それぞれが自分のペースで動ける構図が安心感を与える。
3. 声に出さない感情を丁寧に描いている
なぜ刺さるのか
INFJって、言葉にならない感情や空気感を察してしまうタイプ。
『ざつ旅』には、まさにそういう「ちょっとした間」「目の動き」「静かな沈黙」がたくさんあります。
ここがポイント
- 旅先でちかがふと立ち止まるカット、空を見上げる静かな時間。
- 「セリフじゃないところ」で語られる心の動きが、HSPの“察する力”にスッと響く。
4. 景色や音が感情を整える装置になっている
なぜ刺さるのか
『ざつ旅』の魅力は、観光地や料理の情報じゃなくて、景色と音の余白です
川のせせらぎ、電車の揺れ、風の音
そういう何も起きてない瞬間に、感情が自然と落ち着く感覚があります
ここがポイント
- HSPは音に敏感だからこそ、静けさや環境音が整える効果を持つ
- 色使いも柔らかく、ビジュアル面からも癒しを得やすい
5. 「自分のままで旅をしていい」という肯定感
なぜ刺さるのか
ちかは、完璧な主人公じゃありません
めちゃくちゃ不安になりながらも、自分の選択で自分を否定せずに少しずつ前に進んでいきます。



そういうところになんだか勇気を貰えてる気がします
ここがポイント
- 「頑張らないまま進んでいい」と思わせてくれる描写が多い
- INFJが陥りやすい自分責めから解放される感覚
配信情報(2025年6月現在)
- 放送:TOKYO MX・BS11・AT-X ほか
- 配信:dアニメストア・ABEMA・U-NEXT・Amazon Prime Videoなど主要サービスにて配信中



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まとめ〜『ざつ旅』は、僕にとっての心の余白〜
ざつ旅は、にぎやかで刺激的な作品とは真逆の魅力を持っています
でもだからこそ、誰にも見せない“心の奥”をそっと癒してくれるような、そんな作品でした



「なんだか疲れたな」「何も決めたくないな」ってときこそ、この作品を観てほしいです
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